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宅地建物取引士が教える賃貸物件の選び方

2018/10/12
 
田舎のボンベ
この記事を書いている人 - WRITER -
DIYアドバイザーです。 テレビを見ているとバカになると教えられましたが、 つくづく本当だったと思う今日この頃です。

結論は都市ガスが使える物件がよい

 

不動産の話になるとよく相談されるのが、

良い賃貸物件の選び方についてです。

 

商売上は誰も本当の事を教えないのですが、

ブログ限定で暴露しちゃいましょう。

 

結論は都市ガスが使える物件がよいのです。

 

ただし都市ガスのない地域は除きますよ。

 

さてその生々しい理由について、

少しでも興味がありましたら、

続きを見てくださいね(^_-)-☆

 

 

取りやすいところから取る

 

管理人は以前プロパンガスの販売会社で、

ガス関連の設備工事を担当していました。

 

ところで、工事部門の売り上げは、

なんと毎年ほぼ0円が続いていました。

 

それでも給料はもらっていましたよ。

 

なぜならちゃんと、

儲かるカラクリがあったからです。

 

その方法は賃貸アパートの住人から、

ガス料金に設備費用を上乗せして、

回収するという仕組みなのです。

 

「大家さんはもちろん、グルですよ」

 

次が戸建て住宅の住人で、

ガス料金に無頓着な人からは

たくさんもらいます。

 

ところが大口のお得意様からは

ほとんど工事費用など回収できません。

 

なぜなら知っている情報が豊富で、

ガス料金の原価も知っているし、

いつでもガス会社の選択権があるからです。

 

だから長期間大量に使ってもらうことで、

設備代金や工事費を回収しているのです。

 

つまりガス料金の決め方というのは、

文句を言えない弱い立場の人からたくさん取って、

無知な人からは知らんぷりしてたくさん取って、

うるさい大口のお金持ちからは、

原価に近い料金しか取れないのが現実です。

 

 

都市ガスとプロパンガスの価格が大きく違う訳

 

都市ガスとガス料金で競争するような、

LPガスの会社は存在しません。

 

なぜならガスを供給するためのコストでは、

とても勝負できないからです。

 

LPガスはボンベから供給されますが、

ガス切れを起こさないように

ボンベを定期的に交換しなくてはなりません。

 

このボンベ交換コスト(トラック配送料等)が

ガスの原価に上乗せされるからです。

 

ガスボンベ

これは20㎏ボンベと呼ばれているものですが、

液化石油ガスの重量が満タンで20㎏入ります。

 

さらに鉄の容器重量が20㎏位ですから

総重量は1本で40㎏程度ありますよ。

 

現在主流の50㎏ボンベは、

満タンなら1本約90㎏もあります。

 

こんな重いものをトラックで配送したうえに、

交換作業をしてもらうには費用がかかります。

 

一方、都市ガスは配管で接続されているので、

供給コストなどは、ほとんどかからないわけです。

 

 

しかし、ガス設備の工事代金でなら

LPガス事業者でも勝負できるのですよ。

 

それが、配管工事から給湯器などのガス器具やら

諸々まで、全部タダ!という営業活動なのです。

 

※都市ガスの設備工事で無料は聞いたことがありません。

 

 

他社との競争原理を利用できるのは持家だけ

 

LPガスの料金というのは、

その会社が自由に決めることができます。

 

そのため競合する他社が存在しない地域ほど、

割高の料金が設定されているのが実情です。

 

その様な地域では、設備工事の代金も

ちゃんと請求されますよ。

 

田舎のボンベ

こういう設備は、

田舎で1軒しかないガス販売店でよく見かけます。

 

けっこうガス切れも発生しますが、

ヘッチャラであります。

 

ぼったくり商売が可能な地域は、

いまだに存在していますよ。

 

ところが、2社3社とガス会社が競合する地域になると、

顧客を獲得するためにガス料金も下がります。

 

お客様に有利な取引も行われています。

 

しかし、それは持家の方に限られますよ!

 

賃貸住宅の入居者にはガス会社を変更することが

普通はできないからです。

 

さてその代表的な昔からのサービスが、

ガス設備の工事代金がタダというものです。

 

新築の場合には都市ガスだと配管工事だけで、

10万から30万円位はかかります。

 

その他にコンロやら風呂釜付き給湯器やらで、

さらに数十万円の費用が必要となりますよ。

 

もしもこの費用がタダになれば、

ハウスメーカーも売りやすくなりますね。

 

※ガス会社は建築会社と仲良しです。

 

施主としても初期費用が、

何十万円も安くなれば心が動きます。

 

これが自宅でなく、新築のアパートなら

迷うことなく施主はLPガスを選びますよ。

 

設備の費用が安くなって嬉しいのは施主だし、

高いガス料金を支払うのはアパートの住人だからね。

 

 

さてこれを5年から7年かけて、

ガス料金に上乗せして回収するのが

LPガス会社の常套手段なのです。

 

エネピ

 

管理人が賃貸物件を選ぶ条件

 

ズバリ!都市ガスが使える物件にします。

 

これはもう間違いがありませんので、

絶対におすすめします。

 

※都市ガスのない地域では無理ですが・・

 

いろいろと建築現場を見て感じ、

また実際に両方の物件に住んで、

実感したからこそ言えることです。

 

見た目に騙されないで、

都市ガスかLPガスかで決めましょう。

 

LPガスの物件は建物自体も安い作りなので、

たとえ新築であっても住み心地が悪いのです。

 

防音や断熱の部分についていえば、

手抜き工事か、そもそもナシ?なのが多いのです。

 

隣近所の生活音が筒抜けであったり、

冬は結露でひどい目にあったりします。

 

一方わざわざ高い費用をかけてまで、

都市ガスを引いてくれる大家さんは、

建物にもお金をかけているものです。

 

防音や断熱にも手を抜くことは考えにくく、

快適に暮らせるような物件が多いですよ。

 

この辺は大家さんの考え方次第です。

 

実際の話、安上がりのアパートを立てても

見た目がちょっとでも古くなれば、

入居率がグンと減ってしまうようです。

 

入居者の利便性を考えたアパートは、

建築費用はもちろん高くなりますが、

入居率が高く、長く住んでくれる人も多いようです。

 

 

賢明な大家さんと言えるのは、

どちらなのでしょうか。

 

 

いずれにしても、

私なら都市ガス物件に決めています。

 

 

 

さて、賢明な大家さんのような資産家に

あなたもなりたいと思いませんか?

 

当ブログではこのような

記事も掲載しています。

👇👇👇

資産家への道

 

 

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